五日目〜神域から古都へ〜
本日五日目、朝は相変わらず冷え込んでいるが、日が昇る日中は溜まりに溜まった洗濯物が仄かに嫌な臭いを醸し出してくるようなそんな暖かさがあった。
一番に目指したのは那智の滝だが、途中素晴らしい物が目に入り寄り道をしていた。
道中にあったのは紅く立派に構える那智山青岸渡寺。大きさは大したものではなかったがなんだか不思議なオーラを感じる立派な寺であった。
紅い寺を横目に先へ行くと熊野那智大社が私を迎え入れてくれた。
でかい(小並感)
入んないだけど。
それはもう立派なもので寺マニアだとか神社マニアだとかそういった人種がいるのも納得できるものであった。
景観はこんな感じ。記念に自撮りをする。
しかし今回の目的は那智の滝。
額に汗を滲ませながら滝へ向かう。
ドンッ!!(ワンピ感)
滝って良いよね。滝好き。
特別水量が多い日ではなかったみたいだが、それはそれで自然本来が持つ美しさと穏やかさを体現しているようであった。
それにしても滝本体が御神体とは昔の人も相当なロマンチストだったのだろう。
岩や木が御神体になるのなら滝でもおかしいものではないし、神様なんてのは信仰心によって成立しているのだからその形はなんだっていいのだがやはりここに思いを馳せずにはいられない。
別位置から。私脚長いね。
この滝と一緒に撮ればなんだって盛れる気がする。
↑これ超強いって書いてある。
滝を拝んだ後は奈良公園に向かってシカを拝んできた。
ここでこいつらは何を思って生活しているのか。
神の使いあろうものがヒトに餌付けされ生かされているということに気づきつつも怠惰な生活を送っているのか、あるいは、神の使いとしてヒトを使役してやっているのだぞと日々を悠々と過ごしいるつもりなのか、、、
それそうとやはり古都、かつて都であったこの町のスケールはとてつもなく大きい。
まず迎え入れてくれたのは少しばかりの老いを感じる紅い鳥居。しかし手入れはされていてとても品のある雰囲気があるおじいちゃんだった。しかし小柄なおじいちゃんである。
公園内を探索していると20m級のおじいちゃんが現れた。歴史的なおじいちゃんに特別な思い入れはなくとも、少しばかりノスタルジックな気持ちにさせてくれるどこか懐かしいおじいちゃんであった。
公園内に佇むおじいちゃん。道に迷ってしまったのだろうか。池と良くマッチしている。
こちらのおじいちゃんもなかなかスケールが大きい。
街並みを一望した後、私は夕陽に向かって歩きだした。