八日目-秘境かずら橋-
雨が屋根を打つ音で目を覚ました。
嵐かと思うほどの音で強制的に現実世界に引き戻されたわけだが、思いの外疲労がたまっていたのか二度寝に至るまでそう時間は掛からなかった。
再び目を覚ました時、時計は7:00を示していた。
屋根を激しく打つ雨は健在で、今日一日のモチベーションを全て洗い流す勢いであった。
しかし、わざわざ淡路島に残ったのには訳がある。
ああそうだ、言い忘れていたがここは淡路島の最南端にある道の駅-うずしお-だ。
で、訳というのは、ここの道の駅の名前の由来である渦潮のことである。
午前中の9:00頃に展望台から大きな渦潮が観れるとのことだったが、周りには休憩できるところもなく、仕方なく昨夜は道の駅-うずしお-で休憩させてもらっている。
外に出ると生憎の天候だが雨は優しく、車の中で聞いたような激しさは何一つ感じ取れなかった。
それでも濡れてしまうのは良くないので傘を差し、展望台へむかう。
30分ほど待っただろうか、渦が出来上がる様子もなく時間だけが過ぎていく。
傍若無人な海を眺めては悲しさが増すばかりなので-うずしお-をあとにしてかずら橋へと向かった。
というわけでかずら橋。
なんとものどかな場所だ。なにが人を惹きつけるのだろうか。
立派な橋が構えていた。
通行料550円を払い橋を渡ろうとしたその時、
アカン(汗)
アカン(滝汗)
写真じゃ伝わりづらいがざっくり編まれた足場の遥か下に川が流れている。
歩を進める度に橋が揺れる。幸い高い所が馬鹿みたいに怖いわけではないが、この高さと不安になる橋では恐怖を抱かざる得ない。
橋下に広がる川はそれはもう美しいことこの上ないのだがシチュエーションがよろしくない。
高い。怖い。頂けない。
足早に橋を渡り逃げるように橋から離れた。
ちなみに川はこんな感じ。
非常に綺麗である。
橋の関所にいるおじさんに飲んでいいか尋ねたらキレ気味に飲まないでくださいと言われた。
こわい。
同日中に高知へ向かう。
の、前にお昼ご飯。
祖谷美人とかいうお店。雰囲気マシマシのお店で食べたぼけあげそば。
食べやすかったがなんというか蕎麦の良し悪しは未だに分からない。
そしてゆっくりと高知へ向かい早めの晩御飯を食べる。
久しぶりのつけ麺。美味しいけど、まぁ喜元門以上ぐらいの感じ。感動はしない。
その後、風呂へ向かい、休憩場所の道の駅へ向かおうとするが思いだす。
ひろめ市場
どうも鰹のたたきが美味いらしい。
というわけで晩飯は食べたが向かう。
身が美しく、謎の香ばしさが口に広がるヤバイ鰹だった。関東で食べていた鰹の全てがまがい物の様に思えるこの鰹、まさに美味。それともヤバめ市場のヤバめ鰹といった感じか。
とても美味しいので高知に訪れた際はこのヤバイ鰹を食べていただきたい。
ヤバめ鰹を食した後は隣の高知城へ向かう。
なんだかライトアップされている高知城。
やはり夜は雰囲気があるな、、、
途中板垣さんを発見。
なんか青白い高知城格好いい。
エロい。
たかが建造物にここまでの色気を持たせることができるのかと感動しながら今日は終わり。
城ってかっけぇー。