十六日目-馬刺し-
熊本の地に降り立った。
奇跡的にもここに知り合いはいる。
午前中は鍋ヶ滝→阿蘇山ムーブを決め、午後は知り合いに会うのと馬刺しを食べるのに時間を費やそう。熊本での時間を贅沢に取るのだ。
久しぶりにバーナーを使いお湯を沸かす。
何度かコンビニコーヒーを飲んだが、一番は自分で入れたコーヒーだ。
小鳥のさえずりを聞きながらゆっくりとコーヒーを淹れていく。
ゆったりとした時間が旅というものを改めて感じさせてくれる。
生活パターンは変わらない。
22時〜0時の間に寝て朝6時ぐらいに起きる。
そこからコーヒーを淹れて一時間以上グダグダするのがいつもの朝だった。
こうやってルーティンを崩さず過ごすことが環境を変えても体調を崩さないための秘訣なのかもしれない。
さて、ゆっくりとコーヒーを飲み終えた私は、鍋ヶ滝に向かった。
鍋ヶ滝は鍋ヶ滝公園なら管理区域内にある。
マムシや得ないの知れない虫などがいるようだがそんなことは気にせず前へ前へと進む。
滝までは意外と遠くなく、階段を下るとすぐそこにあった。
iPhoneのカメラでもここまで鮮烈に写すことができた。
なんなんだこの滝は。素晴らしいじゃないか。
そしてこの滝、どうやら滝の裏側にも回れるようだ。
これもこれでまたちょっとした気分にさせられる。
普段見ることができない部分をこっそり見せてくれるちょっとしたやんちゃさをこの滝に感じた。
いやしかしふつくしい。
なんなんだここ。
余談だが金運アップのご利益があるらしい。
宝くじ当たんねーかな。買ってすらいないけど。
さて、この公園本当に滝しかないので滝を拝んだ後は阿蘇山に向かう。
観光的には問題ないということなのでとりあえず車を走らせたが、、、
クソッタレェェェェェェェ!!!!!
火口には近づかないらしい。
悔しいので遠目に噴煙だけ撮って熊本市内に向かう。
いや何を撮りたいのかよくわかんなコレ(
残念なほどによくわからないが阿蘇山を後にする。
その後は恒例のセレクトショップでの情報収集。
地元のことは地元人に聞くのが一番。
客と喋る事が多い服屋ならそれなりの情報を幅広く持ってそうなので私はここで情報を集めている。
新しいブランドに出会えたらもっと良いしね。
というわけで今回のショップはamatera.
どうやらシャリーフを立ち上げた時から取り扱ってるショップらしい。
15aw好きなんすよとかザラ原価エグいっすよねみたいな話をしつつ物色していると、Iroquoisというブランドの話になる。
ここamateraでも取り扱っているのだがこのIroquoisというブランドのパンツ、非常に色落ちしにくいようでおすすめとのこと。
というのも履き心地とシルエット、そして何よりガツガツ洗える点で素晴らしいとのこと。うぬ、なるほど、目の前にいる店員の杉田さんがまさに今履いてるパンツは四年目になるそうだが全然黒い。
ポリエステル7割ぐらいだったからコットンより落ちにくいのは確かだがそれでも四年使ってほぼ色落ち無しには感動する。
履いてみるとポリの肌に当たる感じも特になく悪くない履き心地であった。
シルエットも程良い緩さとスッキリした太さがちょっとした品のよさを表現してくれる。
その場では買わなかったがこれで22000ならちょっと安いのかなと思ってしまった。他人に薦める時も名前を出していきたいなと思うレベルである。
Iroquois,また新たなブランドを見つけてしまった、、、
さて、ぐだくだしている間に知り合いはやってくる。16:30頃に合流しちょっと用があるらしくてすぐ解散。
その後はamateraで仕入れた馬肉横丁という店に向かう。
美味いの食べられますよみたいな話を聞いたので期待していくが、、、
居酒屋やんけ。
いやまぁ馬刺しが出てくるのなんてそうなんだろうけど、なんかちょっとなぁと気が上手く乗らずにいたがとりあえず店内に入り、アルコールの誘惑に打ち勝ちながら馬刺しと馬肉を注文する。
最初にお通しがでてきた。
よくわかんないけど美味い(雑感
そしてその後の馬刺し。
ちょっとレモンを振ると美味しいかもしれない。
しかし肉なのに生で食べるとは凄まじい違和感だ。
その後は馬の焼肉。
牛とはまるで勝手が違う。
レザーもそうなのだが、馬というのは少し歳を重ねてからの方が良さが分かるのかもしれない。
馬の良さを感じるには私は少し早すぎたようだ。