三十九日目-先っちょ賢者-
宗谷岬。
それは日本本土において民間人が立ち入ることができる最北の地。
別に何かがあるわけではない。
ただロマンを感じるのだ。
最果ての地にて何を思うのか。
風を受け、潮を感じて、過去に思いを馳せながら時の流れに身を投じる。
新たな時代をどう生きるのか。
新たな時代に何を見るのか。
新たな時代はどう歩くのか。
最果ての地から少しずつ、考えていきたい。
しかしながら、人間というのは空腹に勝てないようだ。
味がしっかりとついているのだがやたらと優しい味のチキングリル。
なんだか新たな時代の歩き方が見えてきた気がする。
美味しい。好き。
その後は釧路市まで移動して道の駅で一休み。
明日は朝早めに起きて摩周湖と最東端を目指す。
今日も一日無事に終わったことに感謝しながら目を閉じよう。