十五日目-佐賀 長崎 熊本-
今日は移動がメインの日である。
長崎には行ったが観光らしいことは特にせず、長崎最強と言われる長崎ちゃんぽんを嗜んできたわけだ。
じゅん食堂。
このお店、なんといったものかロケーションが最悪なのであるがどうも人気店らしい。
というのも長崎市内にあるにもかかわらず丘の上にあると言うよくわからんお店。それでも人気があるのだというから行くしかない。
実際行ってみたところ本当に丘の上にさりげなく存在するじゅん食堂がそこにはあった。
駐車場は3台だけ。
中に入ると観光客らしき人間はおらず、地元民ばかりのように見える。
客席は埋まらないが人の出入りが途絶えない。
やはりここのちゃんぽんは美味いのだろうか。メニュー表にあるカツ丼に目を惹かれながらもちゃんぽんを注文する。
それがこいつだ。
特別な見た目ではなかったがそのスープと具材、明らかにレベルが違う。
最初の一口でこのちゃんぽんが創造する世界に引き込まれる。
濃厚だとか香りが良いとかそういうのではなく、それぞれがシナジーしあって一つの宇宙を創造している。
具材のダシがまろやかなスープに溶け込み新たなスープとして昇華されていく。
是非一度食べていただきたい。