十九日目-太古の巨大樹-
本日目指すのは3000年以上前から島に君臨しているという巨大樹縄文杉。そこに至るまでのちょっとしたメモを記した。
am3:00,ゆっくりと瞼が開き光が入ってくる。
床が硬い。
これが欲しい。
価格:9,200円 |
屋久島登山の朝は早い。
4:00にバスに乗り6:00前に登山口へ到着。
そこから片道5時間を要する登山の始まりだ。
だが私は登山の前に力尽きた。
行きのバスの中で嘔吐を5回繰り返した。
朝ごはんはあまり食べていない。
だが三半規管は無情だ。
私の胃液を搾り出してくる。
6:00前に到着したが圧倒的な酔いの前に20分程度地に伏せるしかなかった。
ちなみにこの登山口は自販機一つない。
あるのはトイレのみ。
しばらくして酔いが少し醒め、いざ出発の時が満ちた頃も第二、第三便のバスが来て写真のような賑わいを見せていた。
みんなガイドさんに連れられている。
私はぼっちだ。
いざゆかん。
最初はトロッコ道という線路の上をひたすら歩くことになる。
これが非常にしんどい。
道はなだらかで傾斜を感じさせないのだがこれが延々と続く。無限に続く。エンドレストロッコ。
ガイドさんがいるならともかく私は一人だ。
さらに言えば下調べもしてない。
このトロッコ道が全体の半分を占めているという話は聞いていたがそれだけだ。
ちょっとした退屈を感じながらも脚を前へと動いていく。
自分の今現在の位置も分からずとにかく脚を動かすが、本当に終わらない。少しずつ疲労も溜まっていく。
途中このようなベンチがいくつか見られたが苔が生えている。。。座りづらい。。。
淡々と脚を動かしていると少しずつ沢の音が聞こえてくる。
どうやら山道のすぐそばを流れているようだ。
とても水が綺麗だ。
飲むことができるらしい。
この先も何箇所か沢があり、ホースが伸びているところがあるのでそれを見つけてペットボトルに入れていこう。
更に奥へ奥へと進むと少しずつ道ではない道を歩くことになる。
馬鹿なのか。
いやしかしここからが本番である。
トロッコ道とは違い歩けば少しずつ山が表情を変えてくれる。有名な杉が出てきたり名もなき巨木が出てきたり、少しずつ楽しくなってくるのだ。
生命を感じる木々の姿に感服だ。
ちなみにトロッコ道が終わるのに二時間は掛からなかったが、ガイドさんとのペースで行くとそれ以上に掛かってしまうこともあるらしい。
更にここから40分程度歩くとウィルソン株とやらが出てくる。
中に入ることができ、切り株の中から空を見上げるとハートを見つけることができる。
でかい。ふとい。なんなのおまえ。
写真では伝えられるもんも伝えられないがまさにら長老の様な感じのオーラがあった。
しかし展望デッキから遠い。。。
縄文杉を拝んだ後は来た道をそのまま戻る。
行きとはまた違う木々の表情を見ながら戻る。この調子なら12時過ぎには戻れるだろう。
途中韓国出身だという大阪住みのライダーのおっさんとアメリカからわざわざ来た長期休暇真っ只中の大学生と少しばかり話をしながら降りていく。
途中彼らは休憩をしたが、私は順調に降りてしまい12時半前には戻ってしまった。
だがバスがない。次のバスは15時だ。ファック。
しばらくすると途中であった韓国人のおっさんとアメリカ大学生が降りてきた。
そこでタクシーを割り勘してさっさか降りないかという話になった。バスよりお金はかかるが酔いの心配が少なく、ドライバーに何か話を聞ければいいなと思い承諾。結果としてバスの交通量が多い阿房まで三人で割って1700。
おっさんは途中下車したが2000円を授けてくれた。
アド。
そうこうして、今日の登山を終えたのだった。
縄文杉までの登山について思ったことを纏める。
マストアイテム。
・飲料水500ml三本。うち一本スポーツドリンクなりなんなりがベスト。私はぐんぐんグルトをピックした。
・トレッキングブーツ。
これはレンタルできる。800円程度でレンタルできたのでケチらずピックしよう。こいつを履くだけで無駄な怪我や痛みを減らせる。
・ストック。
これもレンタル可能だ。
少しばかり険しい山道がある。そこで三本目の脚が欲しくなることがあるので一本だけでいいから確保しよう。登りは問題なくても降りは流石に欲しくなると思う。二本は無駄なのかなと周りのツアー客をみて思った。
この三点はマストなので前日に用意をしよう。
レンタルショップはそこら中にあるので迷うかもしれないが困ったら観光案内所に行けば紹介してもらえる。
また可能であれば軽食を用意できるといいだろう。
私は板チョコとクリームパンを用意してトライした。手軽にカロリーを確保できるからだ。
当日はこれで充分だったがなんならもう少し用意しても良いのかもしれない。
以上。屋久島登山の際は上記のマストアイテムを用意して臨もう。
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十七日-屋久島前日祭-
突然だが私の料金プランの通信量に限界が来てしまった、、、
いわゆる通信制限という奴だ、、、
悔しいがauとの契りゆえ、これには到底逆らえぬ、、、
まぁやることは変わらないんですけど。
と言うわけで屋久島前日祭、本日港最寄りのマックからお送りしています。
ホットコーヒー一つで前夜祭というのも馬鹿らしいが前夜祭は前夜祭なのである。
明日の屋久島の為に体力温存。死んでしまうからね。
さて、今日やったこと。
らーめんたべました。
それだけです。
鹿児島らーめんっていうのは九州において唯一久留米らーめんの影響を受けていないらーめんらしいがベースのスープに味噌をぶち込んでいるせいで味噌がスープを丸い味に収めてしまっている感が否めないです。味噌らーめんの限界と言いますかなんと言いますか。
あとはニンニクが良く効いていました。この辺が好みわかるところかな。どうだろう。
今日やったことおしまい。。。
なんだか悲しいので自分が今車の中で扱ってるグッズをちょっと紹介したいと思います。
第一弾はこれ。
価格:6,980円 |
車中泊マット厚さ8cm
凄い便利です。
フラットなどとは縁遠い新型キューブのシートでも車中泊を可能にします。
ちょっと伝わり辛いかもしれませんがブランケットに包まれてるのがこのマットです。助手席にぴったりはまり込みます。
中が広い軽自動車で端から端まで入るサイズだとは思いますが中が狭いタイプの軽自動車だとちょっと厳しいサイズですね。狭い軽自動車で車中泊しようとは思わないと思いますが。
んで厚さ8cmもあるんでシートの骨が当たることもなく比較的快適に寝ることができますね。
かれこれ十七日目で十六日間コイツで過ごしていますが、今のところ悲鳴を上げている部位はないです。
価格:9,200円 |
一応10cmの物もありますが2000円程値上がりますね。
相当歪んだ土地の上に直に敷くとかでなければ8cmのもので充分快適に過ごせます。
これからコンパクトカーでの長旅を考えている方、単純に外でのびのびと過ごすのが好きな人にはオススメします。
後このマット実は二つ買って繋げることができます。
価格:17,400円 |
セット販売なんかもありますね。
まぁ別に何しろというわけじゃないですけど車中で二人寝っ転がれます。凄い便利ですねこれ。
非日常感をお手軽に味わいたい方にもどうぞ、、、
価格:1,780円 |
カーテンを忘れてはいけないですね??
十六日目-馬刺し-
熊本の地に降り立った。
奇跡的にもここに知り合いはいる。
午前中は鍋ヶ滝→阿蘇山ムーブを決め、午後は知り合いに会うのと馬刺しを食べるのに時間を費やそう。熊本での時間を贅沢に取るのだ。
久しぶりにバーナーを使いお湯を沸かす。
何度かコンビニコーヒーを飲んだが、一番は自分で入れたコーヒーだ。
小鳥のさえずりを聞きながらゆっくりとコーヒーを淹れていく。
ゆったりとした時間が旅というものを改めて感じさせてくれる。
生活パターンは変わらない。
22時〜0時の間に寝て朝6時ぐらいに起きる。
そこからコーヒーを淹れて一時間以上グダグダするのがいつもの朝だった。
こうやってルーティンを崩さず過ごすことが環境を変えても体調を崩さないための秘訣なのかもしれない。
さて、ゆっくりとコーヒーを飲み終えた私は、鍋ヶ滝に向かった。
鍋ヶ滝は鍋ヶ滝公園なら管理区域内にある。
マムシや得ないの知れない虫などがいるようだがそんなことは気にせず前へ前へと進む。
滝までは意外と遠くなく、階段を下るとすぐそこにあった。
iPhoneのカメラでもここまで鮮烈に写すことができた。
なんなんだこの滝は。素晴らしいじゃないか。
そしてこの滝、どうやら滝の裏側にも回れるようだ。
これもこれでまたちょっとした気分にさせられる。
普段見ることができない部分をこっそり見せてくれるちょっとしたやんちゃさをこの滝に感じた。
いやしかしふつくしい。
なんなんだここ。
余談だが金運アップのご利益があるらしい。
宝くじ当たんねーかな。買ってすらいないけど。
さて、この公園本当に滝しかないので滝を拝んだ後は阿蘇山に向かう。
観光的には問題ないということなのでとりあえず車を走らせたが、、、
クソッタレェェェェェェェ!!!!!
火口には近づかないらしい。
悔しいので遠目に噴煙だけ撮って熊本市内に向かう。
いや何を撮りたいのかよくわかんなコレ(
残念なほどによくわからないが阿蘇山を後にする。
その後は恒例のセレクトショップでの情報収集。
地元のことは地元人に聞くのが一番。
客と喋る事が多い服屋ならそれなりの情報を幅広く持ってそうなので私はここで情報を集めている。
新しいブランドに出会えたらもっと良いしね。
というわけで今回のショップはamatera.
どうやらシャリーフを立ち上げた時から取り扱ってるショップらしい。
15aw好きなんすよとかザラ原価エグいっすよねみたいな話をしつつ物色していると、Iroquoisというブランドの話になる。
ここamateraでも取り扱っているのだがこのIroquoisというブランドのパンツ、非常に色落ちしにくいようでおすすめとのこと。
というのも履き心地とシルエット、そして何よりガツガツ洗える点で素晴らしいとのこと。うぬ、なるほど、目の前にいる店員の杉田さんがまさに今履いてるパンツは四年目になるそうだが全然黒い。
ポリエステル7割ぐらいだったからコットンより落ちにくいのは確かだがそれでも四年使ってほぼ色落ち無しには感動する。
履いてみるとポリの肌に当たる感じも特になく悪くない履き心地であった。
シルエットも程良い緩さとスッキリした太さがちょっとした品のよさを表現してくれる。
その場では買わなかったがこれで22000ならちょっと安いのかなと思ってしまった。他人に薦める時も名前を出していきたいなと思うレベルである。
Iroquois,また新たなブランドを見つけてしまった、、、
さて、ぐだくだしている間に知り合いはやってくる。16:30頃に合流しちょっと用があるらしくてすぐ解散。
その後はamateraで仕入れた馬肉横丁という店に向かう。
美味いの食べられますよみたいな話を聞いたので期待していくが、、、
居酒屋やんけ。
いやまぁ馬刺しが出てくるのなんてそうなんだろうけど、なんかちょっとなぁと気が上手く乗らずにいたがとりあえず店内に入り、アルコールの誘惑に打ち勝ちながら馬刺しと馬肉を注文する。
最初にお通しがでてきた。
よくわかんないけど美味い(雑感
そしてその後の馬刺し。
ちょっとレモンを振ると美味しいかもしれない。
しかし肉なのに生で食べるとは凄まじい違和感だ。
その後は馬の焼肉。
牛とはまるで勝手が違う。
レザーもそうなのだが、馬というのは少し歳を重ねてからの方が良さが分かるのかもしれない。
馬の良さを感じるには私は少し早すぎたようだ。
十五日目-佐賀 長崎 熊本-
今日は移動がメインの日である。
長崎には行ったが観光らしいことは特にせず、長崎最強と言われる長崎ちゃんぽんを嗜んできたわけだ。
じゅん食堂。
このお店、なんといったものかロケーションが最悪なのであるがどうも人気店らしい。
というのも長崎市内にあるにもかかわらず丘の上にあると言うよくわからんお店。それでも人気があるのだというから行くしかない。
実際行ってみたところ本当に丘の上にさりげなく存在するじゅん食堂がそこにはあった。
駐車場は3台だけ。
中に入ると観光客らしき人間はおらず、地元民ばかりのように見える。
客席は埋まらないが人の出入りが途絶えない。
やはりここのちゃんぽんは美味いのだろうか。メニュー表にあるカツ丼に目を惹かれながらもちゃんぽんを注文する。
それがこいつだ。
特別な見た目ではなかったがそのスープと具材、明らかにレベルが違う。
最初の一口でこのちゃんぽんが創造する世界に引き込まれる。
濃厚だとか香りが良いとかそういうのではなく、それぞれがシナジーしあって一つの宇宙を創造している。
具材のダシがまろやかなスープに溶け込み新たなスープとして昇華されていく。
是非一度食べていただきたい。
十四日目-ヤーさんの街-
biek verstappen,18awにこのシャツコートをリリースした。
ほじぃぃぃぃぃ!!!!!!
というわけで今回はこれを取り扱っているhuse福岡に訪問したのだった。
このシャツコート、世界を探しても三枚しかないらしくその三枚がこのhuse福岡に集まっているという胡散臭い話だが、ピークを取り扱っている代官山のグラム、浜松のリベルテにこのシャツコートを取り扱っているという話がなく、世界に三枚しかないという話になんとなく現実味が帯びている。
ちなみに18awなのだが販売開始は10月だか11月だか。ちょっと遅めの展開であった。それでも展開から半年、あまり期待せずに向かったのであった。
というわけでhuseに来ました。
無難な感じの外観だが入ってみるとあぁやっぱり普通の内装だ。
そんなことよりもビークはどこだと探してみる。全体で16畳ぐらいしかなさそうな店舗だがどこかにあるはずなのだがマルジェラカズユキクマガイ、、、
ないぞビーク。
探しものがある様子の私にスタッフが声を掛ける。
どうやらビークは別の部屋にあるらしい。
というわけで案内される。
biek verstappenの真骨頂はやはりawなのか。
ss(spring summer)がもちろん展開されていたがイマイチピンとこない。
リネンだとは思えないコートを触らせてもらったりしながら楽しむがssに魅力をかんじない。
というか例のシャツコートはどこだ。
スタッフさんに聞いてみるともちのろんないらしい。
もう一つ気になっていた、纏う布。
これなのだが赤しかない模様。
フォレストかブラウンが欲しかった。。。
まぁこのセール品すら処理するような時期にawが残ってるわけがないのだが。
お目当ての物がないのでとりあえず踵を返そうとするが一つ思い出す。
車内で撮ったのでバスタオルがバックに写り込んでるが気にしないでいただきたい。
この香水、色んなところから評判を聞いていたのでテスターを嗅がせてもらった。
少し刺激的ながらも落ち着きのある香り。
少しばかり高かったがビークにくらべたら大した金額ではないのでもう勢いで購入。香りも気に入ったし後悔はない。
ちょっと気合いを入れていきたい時に付けていこうと思う。
で、今日の昼と夜ごはん。
まずは昼。
huseの近くにあったおいげんというらーめん屋。
確かに美味かった。それと同時に一蘭のレベルの高さを感じさせられた。
おいげんの方が美味いかなとは思うのだが、それでもおいげんの足をしっかり掴んでる一蘭がそこにいる。一蘭は、本場博多の味をしっかりと全国に広めていたのだった。
晩御飯はだるま。
なんというか覇気のない店構えである。
なんかこう盛り付けも雑だがこれがとても美味しい。皿もモノもなんだかやる気無く見えるがてんぷらは凄く美味しいのだ。
柔らかさが尋常ではないので福岡に訪れた際には是非味わったいただきたい。
十三日目-秋芳洞-
詳しいことはわからないがノリと勢いでレッツゴー!
凄まじいオーラと湿気である。アイロンをかけた髪なんてのは通用しないであろう。
しかしなんだ。
かっこいい。
単純に内部がかっこいいぞ。ウチにも一堀しようかしら。
正直なにがなんだかよくわからんが一つひとつがかっこいい。
この先にボスキャラが待ち構えているんじゃないかと思えるぐらいのオーラがある。
しかし実際に出てくるのは観光客の大学生と思われる若人とじいやばあやに大陸系の人たち。
あまりにも平和である。
ちなみにこの穴を抜けた先には青い池があった。
かっこいい。
煌めいているその風景は普遍的でありながらも少し幻想的であった。
一応自撮りもしといた。
早十三日目である。なかなかの長旅だがまだまだ先は長い?
その後は別府弁天池へ。
なぜかエメラルドグリーンだという池。
美しい。個人的に好きなんだよねこの色。エメラルドグリーン。ターコイズグリーン。ターコイズ。好きだ。
天候にも恵まれなんだか癒された。
ちなみにここでは水を汲むことができる。
鳥居をくぐって左手の奥に水道があるのだがそこでペットボトルに水を入れて持ち帰る人が多いらしい。
例に漏れず私も貰ってきた。
明日の朝のコーヒーにしてやろう。
最後にこちら。元乃隅稲荷神社。123基の鳥居が立ち並ぶ強そうな神社。
京都の千本鳥居とはまた違ったロケーションでファンタジー感のある神社だ。